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患者の家族になって思う事

最近,親の付き添いで病院に行くことがあります.「患者の家族」という立場になってみると,いつもとは違う立場で病院や医療従事者と接することになり、ちょっと考えさせられてしまいます。

例えば、受付の人が無愛想やつっけんどんな態度だと、ただでさえ病気の事で不安になっているのに、それ以上に心配してしまったりします。穏やかな笑顔に接すると、患者本人も安心できます。
多くの場合は、医療従事者というプロ意識があるせいでしょうか、感じ良く対応して下さる方が多いですね。ただ、たまに「超上から目線」の方がいらしたりして、ちょっと残念に思ったりもします。

患者さんやそのご家族が敏感になっているのは、やはり「待ち時間」です。外来の待合では、「まだかしらね~、何時の予約ですか?」などという会話が、患者さん同士で交わされています。外来はまだしも、それ以上にピリピリするのは、手術待合室です。「手術は上手くいくだろうか」「医療ミスなどはないだろうね」「あとどれくらいかかるのか」など、不安を抱えた家族の方々が落ち着かない時間を過ごしています。

10年以上も前ですが、親が腰椎の手術を受けた時に、私が家族待合室で見た出来事です。「○○さんのご家族の方、ただいま手術が終わりました。手術室を出るまで、もう少しお待ち下さい」という、アナウンスがありました。
通常は手術が終わってから、麻酔の覚醒・抜管・バイタル確認・ベッド移動・身繕い・申し送りなどなどがあるため、通常はOpe室を出るまで30分位はかかってしまいます。
ところが、この様な状況を知らされていないと、「少し」がせいぜい5~10分程度と解釈されかねません。案の定、ご家族の一人と思しきおじさんが,10分経った頃から「少しって、どれだけ待たせるんだっ!」と怒り始めたのです。他の方々も「本当よね~,どうしたのかしら?」と落ち着かず,○○さんのご家族全員が苛立っていました.

手術を受ける患者さんご自身が大変なのは当然ですが,それを待っている家族も,不安や心配な気持ちを抱えながら「上手く行きますよーに!」と願いつつ,終わるのを待っているのです.

「少しお待ち下さい」とか「もう少々かかります」とか,日常頻繁に使われています.でも,もしある程度の目安があるのなら,「30分程度」なり具体的に言ってあげる方が,むしろ親切です.余裕があれば,その理由も説明できればベターですね.手術だけでなく,自分たちが専門のカテーテル検査や治療も同じ.日頃から,気を付けておきたいものです.

そういえば,私も以前「ちょっと待ってて」とか,安易に言っていたかなあ… 反省!!!
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プロフィール

Junko先生

Author:Junko先生
「I ❤ IVUS」へようこそ!
横浜市の病院に勤務している循環器内科医で,専門は「血管内イメージングとカテーテル治療」です.
Twitter: @JunItabashi

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