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ソーシャル・ビジネスというコンセプト

2006年にノーベル平和賞を受賞なさった,ムハマド・ユヌス氏の講演会に参加してきました.日本政策学校に在籍する知人から紹介され,興味を持ったためです.会場は日本経済大学,聴衆は約200名でほぼ満席でした.

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ムハマド・ユヌス氏はバングラデシュの出身で,グラミン銀行の創始者として知られています.従来では何らかの社会的問題を解決するには行政や慈善活動に依存していましたが,その解決策そのものを「事業」と捉え、ビジネスモデルとして実現する「ソーシャル・ビジネス」を提唱・実現してきた来られた方です.
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アメリカで経済学博士の学位を取得して意気揚々と母国であるバングラデシュに帰国した時,ユヌス氏が直面したのは,貧困や飢饉にあえぐ人々の悲惨な状況でした.その様な人達の前では学位など何の役にも立たないことに愕然とし,どうしたら人々の役に立てるかを考えたそうです.そんな時,わずかなお金を人に貸しただけでもの凄く喜ばれ,これがその後の事業のきっかけとなりました.最初は総額27ドルを,42の家族に融資したのだそうです.

当時は辞書になかった「Microcredit」という言葉を創り,借りた人たちはそのお金で小さな起業をします.例えば,牛を1頭飼ってミルクを売るなどです.借り手の98%は女性で,それぞれがマイクロビジネスの担い手になることにより,貧困という大きな問題を解決していく糸口になるという訳です.

講演終了後には衆議院議員の野田聖子登場し,ユヌス氏へのインタビューもありました.
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講演を通してユヌス氏が強調していたのは,今までは「お金を儲ける事」だけが唯一のビジネス形態であった.でも,金儲け自体が目的なのではではなく,他人が幸せになることを通して自分も幸せになれるビジネスがあるのだということです.発展途上国で成功したビジネスモデルが,そのまま斜陽に傾く日本でも当てはまるかどうかは解りませんが,非常に興味深い方法であることに間違いはないと思いました.

たまには全く異なる分野の方のお話を聴いてみるのも,いい勉強になりますね!
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Junko先生

Author:Junko先生
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横浜市の病院に勤務している循環器内科医で,専門は「血管内イメージングとカテーテル治療」です.
Twitter: @JunItabashi

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